「うちの子、発達障がいだから、暴れるのも仕方ないの」
「片付けができなくても、発達障がいだから許してあげて」
そんな言葉を、身近なママさんから聞いたことがあります。
たしかに、発達障がいの特性によって「難しさ」があるのは事実。
でも、だからといって何もせずに見過ごしていいのでしょうか?
今回は、私自身が感じた葛藤や体験を交えながら、
「発達障がいだから仕方ない」の落とし穴と、
子どもに合ったやさしい対応の仕方についてお話ししていきます。
発達障がいの「特性」と「できないこと」を混同しないで
発達障がいの子どもたちには、感覚過敏や衝動性、こだわりの強さなど、さまざまな特性があります。
たとえば音が苦手だったり、突然怒ってしまったり、片付けや順序立てが苦手だったり。
でも、これは「わがまま」や「しつけ不足」ではありません。
本人が努力してもできない“障がい特性”であることを、まずは理解しておきたいところ。
とはいえ、ここで注意したいのが、
「特性だからしかたない」と、そのまま放置してしまうこと。
“できない”ことは仕方ない。
でも、“できるようになる可能性”を信じてあげることも、親として大切な姿勢だと私は思っています。
「暴れる」「片付けられない」…それって本当に“しかたない”だけ?
例えば、突然暴れてしまう。物を投げてしまう。
片付けの声かけをしても無視されたり、部屋がいつもぐちゃぐちゃ。
正直、親としても疲れてしまいますよね。
私も、娘に何度もおもちゃを投げられ、泣いたことがあります。
だけど、ある時ふと思ったんです。
「このままでいいのかな?」って。
感情のコントロールや片付けの力って、実はトレーニングで少しずつ身についていくもの。
“できない”からこそ、“少しずつでも練習すること”が必要なんですよね。
私が実践しているのは、「いきなり結果を求めない」こと。
たとえば片付けは「一緒に」「1個だけ」「タイマーでゲーム感覚で」など、
子どもに合ったやり方を工夫して、少しずつ成功体験を積ませています。
「伝え方」で未来が変わる。やさしく諦めない関わり方
親もつらい。子どももつらい。
だからこそ、ただ怒るのではなく、「伝え方」がとても大事。
「なんで暴れるの!」「片付けなさい!」と感情的になるよりも、
「怖かったんだね」「ここに置いてくれるとママ助かるな」と、気持ちをくんで声をかけるように意識しています。
これってすぐに結果は出ないけど、時間をかけて信頼関係ができてくるんです。
そうすると、だんだん子どもが「伝わった」と感じるようになって、
自分から行動に移してくれることが増えてきました。
周りにどう伝える?“敵”をつくらない関わり方
「発達障がいだから仕方ないのよ」
と周囲に説明して、冷たい視線を感じたことがあるママもいるかもしれません。
でもその一言が、誤解を生んでしまうこともあるんです。
私は、あえてこう言うようにしています。
「今ちょっと苦手なことがあるんです。でも少しずつ練習中で…」
「本人なりにがんばってて、今日はうまくいかなかったみたいで…」
こんなふうに伝えるだけで、相手の受け取り方がずいぶん変わります。
“できない”ことを受け入れながら、“でも向き合ってます”という姿勢が、周囲との関係もやわらかくしてくれるんです。
まとめ:仕方ない、では終わらせない。子どもの「これから」を一緒に育てよう
発達障がいの特性があるからこそ、
できないことや難しいことはたくさんあります。
でも、「仕方ない」で終わらせず、
「どうやったらできるようになるかな?」と一緒に考えていくこと。
それが、子どもにとっても親にとっても前向きな関わりになると思います。
私自身、まだまだ模索中です。
でも、あきらめずに、やさしく、丁寧に。
そんな子育てを一緒に目指していけたら嬉しいです。



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