幼稚園のきずなシートの書き方|加配がある子の保護者記入の実例とポイント

ママの相談と話す言葉 発達・診断・療育サポート

こんにちは、nozomiです。

秋も深まり、幼稚園では「きずなシート」や「個別支援計画」の作成時期になってきましたね。
このシートは、加配(サポートの先生)がついているお子さんや、配慮が必要な子どもの保護者が書く大切な書類です。

初めて渡されたとき、「どう書けばいいの?」「何を書いたら先生が分かりやすいんだろう?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
私も最初はそうでした。
当時は娘が年少で、言葉も少なく、感情表現もまだ上手にできない時期。
「家庭での様子を書いてください」と言われても、どうまとめたらいいのか分からず、白紙の用紙を前にしばらく手が止まってしまいました。

けれど、何度も書くうちに気づいたんです。
このシートは「先生に評価されるためのもの」ではなく、「子どもの育ちを一緒に見守るためのノート」なんだということ。

今日は、実際に私が記入してきた経験をもとに、きずなシートの書き方・例文・気をつけたいポイントを、同じように悩むママたちへお届けします。


きずなシートとは?園と家庭をつなぐ“橋”のような存在

「きずなシート」は、お子さんの現状を共有し、園と家庭で支援方針を合わせるために作成されるシートです。
地域によっては「支援シート」「成長サポートシート」「個別支援計画」など、呼び方が異なる場合もあります。

目的は、子どもが安心して過ごせる環境を整えること。
園だけでなく、家庭でもできることを一緒に考えるために、保護者が家庭での様子を記入します。

きずなシートには主に2種類あります。

  • 教員用:先生が園での様子を記入
  • 保護者用:家庭での様子を記入

この2つをもとに、先生と面談を行い、今後の支援目標を立てていきます。
言葉や集団行動、感情表現にサポートが必要な子にとって、とても大切な記録なんです。


保護者用きずなシートに書く内容と構成

園によって形式は少しずつ違いますが、だいたい下記のような項目があります。

  • お子さんの生活リズム(起床・就寝・食事など)
  • 家庭での様子(好きなこと・苦手なこと)
  • 運動面(体の使い方、できること、手助けが必要なこと)
  • 生活面(食事・排泄・衣服の着脱など)
  • 人との関わり(友達や先生との関係)
  • 言葉(話す・聞く・理解する力)
  • 遊び(興味のある遊び・一人遊び・集団遊び)
  • 園に相談したいこと・伝えたいこと
  • 将来どんなふうに育ってほしいか

一見ボリュームがありますが、焦らなくても大丈夫。
「できる・できない」を書くよりも、“今の子どもの姿をそのまま描く”ことを意識すると、自然とまとまります。


実際に書いた「きずなシート」の例文

生活リズム・家庭での様子

朝は7時半ごろ起きて、朝食をとったあとに登園準備をしています。
夜は9時頃に就寝するリズムが定着してきました。
休日は家族で公園へ行くことが多く、ブランコやすべり台が大好きです。
最近は「ママ、一緒にやろう!」と誘ってくれるようになりました。

運動面

走ることが得意で、園庭でも楽しそうに体を動かしています。
ただ、バランス感覚が少し苦手で、平均台では慎重に進む姿が見られます。
できるようになりたい気持ちは強く、失敗しても「もう一回!」と挑戦する姿が増えてきました。

生活面(食事・排泄・衣服の着脱)

食事は好き嫌いが少なく、スプーンやフォークを上手に使えるようになりました。
洋服の脱ぎ着はまだ少し苦手ですが、袖を通すなど一部は自分でできるようになっています。
「できた!」と嬉しそうに見せてくれる姿に、成長を感じます。

人との関わり

お友達と遊ぶのが好きですが、思い通りにならないと泣いてしまうことがあります。
先生に促されて「順番こ」「ありがとう」と言えるようになってきました。
最近は、相手の気持ちを少しずつ意識できるようになり、優しい表情も増えてきました。

言葉

単語から少しずつ文章で話せるようになり、先生やお友達との会話も増えてきました。
助詞が抜けることがあり、「ママ行った」など短い表現が多いですが、意欲的に話そうとしています。
家庭では絵本を読む時間を増やし、「どんなお話だった?」と会話を広げるようにしています。

園に相談したいこと・将来の願い

新しい環境に慣れるまで時間がかかるタイプなので、ゆっくりペースで見守っていただけると嬉しいです。
焦らずに、自分のペースで一歩ずつ成長してほしいと思っています。
将来は、自分の気持ちを言葉で伝えられる優しい子になってほしいです。


療育・発達支援の視点から見た「きずなシート」の意味

療育の現場では、子どもの「できること」に焦点を当てて記録することがとても大切にされています。
それは、成功体験が“自己肯定感”につながるからです。

きずなシートを書くときも、「できないこと」より「できるようになったこと」「頑張っていること」を中心に書くことで、先生との共通理解が深まります。

また、このシートは療育センターや行政相談でも活用される場合があります。
つまり、園と家庭を超えて、子どもの支援を“チーム”で進めるための重要な資料でもあるんです。


書くときのポイントとコツ

  • ① 事実+気持ちを入れると伝わりやすい(例:「できるようになって嬉しそうでした」)
  • ② “比較”ではなく“変化”に注目する(例:「去年よりも〇〇ができるようになった」)
  • ③ 細かく書きすぎなくても大丈夫。先生が知りたいのは家庭での“リアル”な様子です。

完璧を目指さず、等身大の姿を書きましょう。
「おうちではこうなんです」と伝えるだけで、園での支援がぐっとしやすくなります。


書くのが苦手なママへ

わたしも最初は「ちゃんと書かないと…」と力が入ってしまっていました。
でも、ある先生がこう言ってくれたんです。

「どんな小さなことでも、ママの言葉が子どもを支えるヒントになるんですよ」

その一言で肩の力が抜けました。
それからは「ママ目線で感じたまま」を書くようにしています。

“昨日より少し泣かなくなった” “お友達にバイバイが言えた” その一つひとつが、立派な成長の記録です。


まとめ|きずなシートは、親と園がつながる“やさしいノート”

きずなシートは、単なる書類ではありません。
それは、子どもの成長を一緒に見守る「親と先生の橋渡しノート」。

書くことで、子どもの小さな成長や頑張りに気づき、親としての安心にもつながります。
そして、園の先生にとっても、保護者の言葉は何より大切な“育ちのヒント”になります。

どうか焦らずに、「今のうちの子」をそのまま書いてください。
それがいちばんの“信頼”を生むシートになります。

このブログが、同じように悩むママの背中を少しでもそっと押せますように🌸

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